名前の覚え方

初めて会った人の名前はどうやって覚えていますか?
ワタシはね、文字で覚えるんです。
日本人なら漢字。
圭子、桂子、恵子、慶子… 同じ「ケイコさん」でも、漢字を思い浮かべると違う顔が浮かびます。

イギリス人でもややこしい名前はスペルで覚えます。
それで次に会った時は、顔を見ながら名前のスペルを思い浮かべる。


書家の石川九楊さんによると
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日本人は声を聞いているのではなく、文字を、あるいは文字で聞いている。ジョンやローザ、エリザベスなど見馴れた名前は聞き取れるが、はじめて耳にする外国の地名や外国人名は、なかなか聞きとることができない。日本語においては、外国人名を音声ではなく、音節単位の片仮名で聞きとろうとしているからだ。
(石川九楊著「二重言語国家・日本」より)
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なーるほど。
ワタシは確かに外国語を片仮名で聞きとろうとしています。だからいつまでたっても英語の発音が上手くならないし、ウェールズ語のように片仮名で表せない単語は覚えられない(笑) 
ということは、外国人の名前や単語を記憶するときは、スペルを思い浮かべているのではなくて、カタカナで覚えているんだな〜きっと。